ダルビッシュの動画で研究 投手初心者、シード校に力投

滝口信之
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(10日、高校野球福島大会 磐城桜が丘0-7学法石川)

 投手歴1年未満の磐城桜が丘のエース愛川政弥(3年)がシード校の学法石川を苦しめた。

 愛川が投手になったのは昨秋。新チームになって、「肩が強いから」と吉井一真監督が提案した。

 小学生で野球を始めたが、投手は初めてだった。まず磨いたのは変化球だった。大リーガーのダルビッシュ有(パドレス)や大谷翔平(エンゼルス)の動画を見て、変化球の握りを学んだ。投げ込む相手は近くのバッティングセンターにある、9枚の的を狙う「ストラックアウト」。コースを意識して投げ込んだ。

 この日の相手は春の県大会で敗れ、準優勝した学法石川。「コースに気をつけて投げた」と右上手投げから投げる直球とスライダーが四隅に決まり、七回まで2失点と好投。「スタミナが切れた」(愛川)という八回にスライダーが浮き、5安打5失点でコールド負け。

 試合後、学法石川の佐々木順一朗監督は「途中まで完璧に抑えられた」とたたえた。大学でも野球を続けるという愛川。「投手をもっと極めたい。そのためにもまずは受験勉強を頑張ります」。視線はすでに次の目標に向かっていた。(滝口信之)