阪神・佐藤輝明の母校が勝利 寄贈のマシンで打撃強化

松永和彦
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(11日、高校野球兵庫大会 仁川学院6-1姫路商)

 狙っていた直球だった。

 1―1の同点で迎えた七回表1死三塁、仁川学院の石橋晃亮主将(3年)は、バットを振り抜いた。打球はレフトの頭上を越え、適時二塁打に。試合を決める決勝打となった。

 仁川学院は、今季のプロ野球で本塁打を量産する、あのルーキーの母校だ。阪神タイガース佐藤輝明選手。昨秋のドラフト会議で1位指名された後、自主練習などで同校を何度か訪れた。

 実は、直球に自信が持てたのも佐藤選手のおかげだ。

 同校には、約100万円相当のバッティングマシンがある。マシンをマウンドよりも前に置いて、直球対策に磨きをかけてきた。このマシンを寄贈してくれたのが、佐藤選手だった。

 辻元伸一監督は目を細める。「いいのをもらったね。選手はストレートへの対応ができるようになった」

 終盤八回にも、3安打をまとめるなど一気に4点を挙げ、試合を決めた。石橋君は「目標は1回戦突破だったので、勝ててよかった」。次戦は14日、優勝候補の報徳学園に挑む。(松永和彦)