不登校だった自分、今は中心選手「野球が変えてくれた」

須田世紀
[PR]

(10日、高校野球静岡大会 浜松南6-4誠恵)

 2長短打を放ち、チーム最初の得点となるホームも踏んだ。塁上では声を上げ、ガッツポーズ。誠恵の清水陸玖(りく)君は2年生ながら中心選手の1人だ。「積極的に声をかけ、チームのムードメーカー」(鈴木宏和監督)でもある。そんな清水君は、中学校は登校拒否でほとんど登校していない。

 中学校外のクラブチームでプレーしていたが、練習がきつく、「野球が嫌いになった。学校との両立も面倒になった」。そんな時、学校の野球部の顧問に練習に誘われた。

 野球だけをしに学校へ来る自分を回りはどう見ているのか気になった。でも、ボールを追ううち、「自分は野球が好きだ」と再確認した。鈴木監督から誘われて入った誠恵では、学校を休んだのは風邪で休んだ1度だけだ。浜松南に敗れはしたが、今夏は仲間とはつらつとプレーした。「ふがいなかった自分を野球が変えてくれた」。来夏はもっともっとチームを引っ張っていくつもりだ。(須田世紀)