菅首相とバイデン氏、初顔合わせの一手は「同じだった」

森岡航平
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 菅義偉首相は11日放送のFMラジオ局の番組で、4月の日米首脳会談バイデン大統領と交わしたやりとりを明らかにした。「初顔合わせ」の相手と打ち解けるために何を繰り出すか――。バイデン氏が考えた一手も同じだったと振り返った。

 首相は番組で、会談を控えてどう話題を切り出すかを「かなり研究した」と語った。「最初が肝心。やはり(バイデン氏は)『たたき上げ』で大統領になった。私も全くなると思わなかった総理までなったと。農家の長男坊でしたから。そういう話から入っていけばスムーズなんだろうなと」

 バイデン氏は弁護士を経て29歳で上院議員に当選。長く議会畑を歩んでおり、富豪だったトランプ前大統領とは経歴が異なる。秋田の農家に生まれ、国会議員秘書横浜市議を経て衆院議員、そして、首相になった自身と「たたき上げ」という点で重ね合わせるという狙いがあった。

 そうして臨んだ会談では、バイデン氏も「『イチゴ農場の長男に生まれて、都会に出てきて大変だったでしょ』みたいな話から入った」という。

 首相は「バイデン大統領もたぶん、私が考えているようなこと考えていた。狙っていたんじゃないですかね。そこから一挙に打ち解けた」と話した。(森岡航平)