給食のパン詰まらせ重体の小5、亡くなる 新潟・佐渡

古西洋
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 新潟県佐渡市の市立小学校で、5年生の男児が給食中にパンをのどに詰まらせて重体となっていた事故で、同市教育委員会は11日、男児が同日死亡したと発表した。市教委が原因を調べ県や国に報告する。

 市教委によると、7日午後0時25分ごろ、給食中に児童が米粉パンをのどに詰まらせた。教室には児童21人と担任教師1人がいた。給食は同0時20分に始まり、同40分までの予定だった。児童はそれぞれの机で前を向いて食べるよう指導され、死亡した男児がどのようにパンを食べていたかは、見ていた児童がいないため分からないという。パンは楕円(だえん)形で長さ約12センチ、厚さ約4センチ。半分ほど残っていた。

 異変に気付いた教師が、男児の背中をたたいたり、腹部を突き上げたりしてはかせようとした。男児は少しはき出したが、まもなく気を失った。救急車が到着するまで養護教諭が心肺蘇生を試みたが、意識は戻らなかったという。

 佐渡市では過去にこうした事故の記録はなく、米粉パンは2009年から給食に出していたという。会見で新発田靖・教育長は「痛恨の極みです。安心安全であるべき学校で痛ましい事故が起きたことを大変重く受け止め、再発防止に努めます」と語った。市教委では「ご遺族や児童の心のケアに取り組む」としている。(古西洋)