熱海の土石流の被災者、初の一時帰宅 生活立て直すため

津田六平
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 静岡県熱海市伊豆山でおきた大規模な土石流で、避難者たちの一時帰宅が12日始まった。被災地域では不明者の捜索活動も続き、立ち入りが制限されているが、避難者が貴重品などを持ち出せるように市が一時帰宅を許可した。

 土石流では、131棟が被害をうけて、11日夜時点で584人が避難している。

 一時帰宅の実施期間は12~14日の3日間。1世帯あたり2人までとし、滞在時間は2時間を条件とした。1日あたり120人規模とする。希望者が多かったため、期間を3日間に延長した。

 市によると、被災者の生活再建を進めるため、生活に必要な現金や貴重品などを持ち出せるようにするのが目的。一時帰宅の時間帯は、安全確保の観点から捜索活動を一時中断した。

 第1陣はこの日午前9時すぎ、市が用意したバスで避難場所から被災現場近くに到着。約10人が「熱海市」と書かれた腕章を巻いて、自宅へ向かった。

 市は今月中にも、被災者が公的支援を受けるために必要な罹災(りさい)証明書に関する相談窓口を設置するとしている。(津田六平)