履歴書に年齢 来日して驚いた お笑い芸人パックン

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聞き手・田中章博
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 お笑い芸人のパックンが来日時、驚いたことがあります。それは、履歴書の年齢欄。年齢をめぐる決めつけや偏見はよくないと考える自身も、ネタに使っていたそうです。

 日本で働き始めたのは1993年、福井市英会話学校です。年齢差別に厳しい米国で履歴書に年齢を書くことは、ほぼ求められません。だから、日本の風習にはかなり驚きました。社員を能力や経験、意欲よりも、年齢や貼り付けた写真の容姿で選ぶかのようです。

 年齢による差別や偏見、決めつけはエイジズムと呼ばれ、どこの国でも問題です。ただ、社会に深く根ざしているから、線引きが難しい面がある。社会の潤滑油になることもあるし、僕も「加害者」ではないと言い切れない。

 「あいさつは若い人の方からするもの」という慣習がそう。芸能界で僕も従ってきました。電車やバスで、高齢者に「座ってください」と席を譲るケースもそうです。気遣いではありますが、見た目の年齢で判断しているわけです。年齢による扱いの違いは、あっちゃいけないと全てを片付けられないのもまた事実です。

 そんなことを言っているお笑い芸人の僕も、時にネタで使っていました。

 たとえば「老眼」。よく見え…

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