「AIで2.5倍に」戻らぬ200万円 詐欺被害に後悔

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高絢実、村上潤治
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 人工知能(AI)を使った暗号資産(仮想通貨)の取引で高配当を得られるとうたった「OZ(オズ)プロジェクト」への投資名目で金をだまし取ったとして、愛知県警は12日、会社役員石田祥司容疑者(59)=大阪府吹田市=ら男4人を詐欺の疑いで逮捕し、発表した。

 「OZプロジェクト」が展開された2017年は「仮想通貨元年」と呼ばれた。将来性への期待から相場が急騰。代表格「ビットコイン」が大手家電量販店で支払いに使えるようになるなど、注目を集めた。

 「そんなうまい話はない」

 関東地方の50代の会社員男性は、知人に紹介された山下幸弘容疑者(61)から出資を誘われ、最初は断った。すると、山下容疑者から都内の高層ビルの一室に呼ばれた。「ほかの人には見せない資料を、特別にお見せします」「OZは自分のプロジェクト。もうすぐ完成する」。知人数人とともに、約1時間半にわたって人工知能(AI)システムや過去の実績などの説明を受けた。

「つきあいは長く、疑う余地はなかった」

 男性は信用し、約200万円…

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