西村大臣投稿「趣旨伝えられず反省」 金融機関働きかけ

西村圭史
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 酒類を提供する飲食店への休業要請などをめぐり、金融機関に融資先の店への働きかけを求めるとの政府方針について、西村康稔経済再生相は11日夜、ツイッターで改めて撤回を表明したうえで、「趣旨を十分に伝えられず反省しております」と投稿した。自ら打ち出した新型コロナ対策の一環だったが、与野党や飲食業界から激しい批判を浴びていた。

 西村氏は、政府が東京に4度目の緊急事態宣言を出すと決めた8日夜の会見で、要請に応じない店について「金融機関としっかり情報共有しながら、順守を働きかけていく」と表明。しかし、飲食業界や与野党から「金融機関の優越的地位の乱用だ」などの批判が噴出した。

 西村氏は「融資を制限する趣旨ではない」などと弁明したが、9日に撤回に追い込まれた。

 西村氏は11日夜、ツイッターで「この度は、私の発言で、混乱を招き、特に飲食店の皆様に不安を与えることになってしまいました」としたうえで、「何とか感染拡大を抑えたい、多くの皆様にご協力頂きたいとの強い思いからではありますが、趣旨を十分に伝えられず反省しております」と投稿。「決して融資を制限するといった趣旨ではありません」とし、金融機関への働きかけは取りやめるとした。

 一方、「ご協力頂けていない飲食店へも粘り強く働きかけてまいります」とも主張。西村氏は8日の会見で、都道府県の命令に従わない店への過料(宣言は30万円以下、重点措置は20万円以下)は「何度でも過料することを含めて厳しく対応する」とし、酒類販売事業者にそうした店とは取引しないよう求めるとしていた。(西村圭史)