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デルタ株やクラスターに不安 「まん延」解除の北海道

有料会員記事新型コロナウイルス

榧場勇太、佐藤亜季、志田修二、中野龍三
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 北海道に適用されていた新型コロナウイルス対応の「まん延防止等重点措置」が解除され、12日から道独自の「夏の再拡大防止特別対策」が始まった。重点地域の札幌市では、飲食店の時短要請が一部緩和した上で当面続けられる一方、公共施設などは順次再開される。社会経済活動が通常に向けて動き出す中、道内では、感染者数の下げ止まりや変異ウイルスのデルタ株の広がりなど再拡大の兆しも出ている。(榧場勇太、佐藤亜季、志田修二、中野龍三)

 新たな特別対策は、人の動きが活発化する夏休みやお盆期間を含む8月22日まで。全道には基本的な感染防止対策の徹底や、札幌市との不要不急の往来自粛を求めている。

 さらに人口が多い札幌市では今月25日までより強い対策を実施。飲食店に午後9時までの時短を要請し、酒類提供は午後8時までとする。不要不急の外出自粛も継続して求める。

 一方、「まん延防止等重点措置」の適用で要請されていた札幌市内の大型商業施設の時短や学校部活動の休止、公立施設の休館は解除された。札幌市営地下鉄と市電の終電時刻も通常通りに戻った。同市を除く石狩地域の市町村、旭川市小樽市の飲食店への時短要請も終了した。

 しかし、道内の感染状況は再拡大の予兆が表れている。12日の新規感染者数は47人で、9日連続で前週の同じ曜日を上回った。デルタ株の感染疑い例も急増し、12日までで50人に上る。事業所や学校などではクラスター(感染者集団)も発生し、函館市の学校寮や網走市の学校、十勝総合振興局管内の事業所などで確認されている。

 道によると、札幌市中心部の人出は、緊急事態宣言から重点措置に切り替えられた6月21日以降は増加傾向にある。夏休み東京五輪など、今後はさらなる人の動きの活発化が予想され、道などは警戒を強めている。

居酒屋「通常営業まで、もう一踏ん張り」

 札幌市内の飲食店では、引き続き、営業時間と酒類提供の制限が続く。

 居酒屋「炎」は12日、ビー…

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