人工波プールで空中技 サーフィン日本代表が合宿を公開

室田賢
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 東京オリンピック(五輪)のサーフィン日本代表選手が12日、静岡県の人工ウェーブプール「静波サーフスタジアム」で2日間の合宿を始めた。選手たちは国内では珍しい人工波を活用し、25日に始まる五輪初戦に向けて技の完成度を高めた。

 この日は五十嵐カノア(木下グループ)を除く男女3人が参加した。人工ウェーブプールは天候に関係なく安定した高さの波を起こせるため、選手たちの調整に適しているという。大原洋人は大技の空中技「エア」を繰り返し披露し、感触を確かめていた。

 この人工ウェーブプールは強豪・米国代表の事前合宿でも利用される予定で、ハワイ出身の前田マヒナは「集中したい技の練習ができる。波のどこの部分で、いつボードを当てるか、すごくトレーニングになる」と手応えを口にした。

 一方で、五輪の無観客試合が決まってから初めて公の場に立った選手たちからは、無観客を受け入れる声が上がった。

 五輪会場がある千葉・一宮町で生まれ育った大原は「こういう状況なのでしょうがない」と話した。前田も「お母さんがハワイから来て、すごく見たがっていたので残念。でも、次の五輪に頑張って連れて行きたい」。今年、世界トップツアーに参戦した都筑有夢路(あむろ)は「アスリートとしてできることは、自分のパフォーマンスをすること。テレビの向こうで、少しでも見てくれたらうれしいです」と語った。室田賢