政治とカネ「ボディーブロー」 都議選受け自民・船田氏

楢崎貴司
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 自民党船田元・元経済企画庁長官は12日配信のメールマガジンで、東京都議選で自民党の議席が伸び悩んだ「根本的な原因」として、安倍政権から続く政府・自民党の「政治とカネ」などの問題を挙げた。そのうえで、「自民党や安倍政権内部の驕(おご)りや油断の象徴であり、ボディーブローのようにジワジワと体力を失わせつつある」と記した。

 船田氏はメルマガで、都議選の結果について「原因は油断ではないかと指摘する向きもあるが、もっと深刻ではないか」と指摘。政府・自民党が抱える「目先の問題」として、東京五輪パラリンピックの対応への批判や、ワクチン接種をめぐる不手際を挙げ、「批判の多くは都政よりも国政に向けられている」とつづった。

 また、「さらに根本的な原因を探ると、過去の政府・自民党をめぐる不祥事に突き当たる」とし、具体例として、赤木ファイル公開による森友学園問題の再燃を挙げた。さらに「桜を見る会やカジノ疑惑、河井夫妻の大規模買収事件などについて、いまだ明確な決着が付いていない」と批判した。

 一方、自民党の中谷元・元防衛相が7日に小池百合子東京都知事が国政で新党を立ち上げた場合の連携の必要性に言及したことについて、「正鵠(せいこく)を射た発言だ」と賛同。「コロナ禍における政治的混乱を避け、政局を安定させるためには、有力な選択肢となりうるはずだ」と評した。(楢崎貴司)

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    前田直人
    (朝日新聞コンテンツ戦略ディレクター)
    2021年7月13日0時23分 投稿

    【視点】「ボディーブロー」ではあるのだけれど、それがはたして効いているのかどうか。もしかしたら、感じなくなっているのではないだろうか。長らく政治を取材してきて、ここ何年もそんなふうに思うことが多くありました。 かつてなら「政権が倒れる」と言わ