有珠山噴火時、最大1.4万人避難 自治体が避難計画

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西川祥一
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 北海道の有珠山周辺にある伊達、壮瞥、洞爺湖、豊浦の1市3町を中心につくる「有珠山火山防災協議会」(事務局・伊達市)は、有珠山噴火の避難計画をまとめた。山頂で噴火が起こり、火砕流や火砕サージ(火山ガスなどの熱風)が発生する最悪の事態を想定。最大半径約10キロの危険区域に住む約1万4千人を、噴火前の前兆現象が起こる早期に避難させる。

 火山避難計画は、2014年の御嶽山噴火を教訓に活動火山対策特別措置法(活火山法)が改正されたのを受け、火山近くの自治体に作成が義務づけられた。道、伊達市、壮瞥町洞爺湖町豊浦町が協議会をつくり、16年から検討。07年策定の有珠火山防災計画を、人口減や避難所の改廃などを考慮して全面的に見直し、今月1日の書面による協議会総会で決定した。

 新たな避難計画では、00年の噴火で前兆現象が確認された時点で避難を始め、死傷者を出さなかったことから、早期の避難開始を前提とした。噴火の警戒レベルは1~5の5段階あるが、体に感じる地震が発生する段階(レベル4)で、危険区域内の高齢者の避難を開始。地震が多発する段階(レベル5)では避難指示を出し、危険区域内の全住民を避難させる。

 避難対象者は伊達市4342…

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