大谷翔平が出るホームランダービー ルールは?賞金は?
大リーグ・エンゼルスの大谷翔平(27)が、12日(日本時間13日)に米コロラド州デンバーで行われる大リーグの本塁打競争(ホームランダービー)に出場する。1985年から始まったオールスター戦(球宴)の関連イベントで、日本選手が参加するのは初めて。「ワクワクしているし、楽しみ。誰よりも遠くまで飛ばせるように頑張りたい」と意気込みを語っており、優勝候補として注目されている。
制限時間は3分、ボーナスタイムも
新たな歴史が誕生する条件は整っている。舞台は打者優位で有名なナ・リーグ西地区ロッキーズの本拠、クアーズ・フィールド。標高1600メートルの高地にあって空気抵抗が減るため、いつもより飛距離が出ることで知られる。
しかも、使うのは「飛ぶボール」だ。レギュラーシーズンなどの試合では、湿り気を与える貯蔵庫で管理されたボールを使う。大リーグ公式サイトによると、気温21度、湿度50%で常に保管されているという。ボールが乾燥すると飛びやすくなるためで、他球場との差が出すぎないように配慮した結果だ。
今回、大リーグ機構(MLB)は「使うボールは貯蔵庫に入れない」と決めた。本塁打競争はお祭りのため、演出効果の一つとしてあえて飛距離が出るボールを認めている。
優勝できるかは、体力と気力がどれだけ持つかが鍵を握る。第1シードの大谷を含めて8選手が出場。トーナメント形式で2人ずつが対戦し、勝ち上がっていく。優勝するには1回戦、2回戦、決勝と3回勝たなければならない。
各自には制限時間3分(決勝は2分)とボーナスタイムの30秒が与えられ、時間内に放った本塁打数で勝敗が決まる。1本でも475フィート(約145メートル)以上の特大アーチを打った選手には、さらにボーナスタイムが30秒追加される。本数が並んだ場合は、1分間の「延長戦」を行う。
記事の後半では、トーナメントで戦う相手選手について紹介します。
優勝者には賞金が出ており…
- 【視点】
大谷選手の投打の二刀流への注目は、国内の学童野球にも、投手の投球数制限と相まった形で好影響を与えていると感じます。 全日本軟式野球連盟は、小学生の公式戦で1日あたりの投球数を70球以内とするガイドラインを出しています。投げすぎによる、

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