首相が熱海の被災現場視察「激甚災害に匹敵する対応を」

笹山大志
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 菅義偉首相は12日、静岡県熱海市で発生した土石流被害の現場を視察した。その後、記者団の取材に応じた首相は、発達した雨雲が帯状に連なる「線状降水帯」について、「発生を予測するための資機材や開発を思い切って前倒しで進めたい」と述べた。

 首相は被災現場の視察後、避難所となっている市内のホテルで被災者から話を聞いたほか、川勝平太知事らから被害状況の説明などを受けた。

 首相は記者団とのやりとりでは、賃貸住宅などを行政が借り上げる「みなし仮設住宅」や風評被害対策などの要望について「できることはすべてやる方針だ」と前向きな姿勢を示した。

 一方、国からの補助金が上乗せされる激甚災害指定の要望について「それに匹敵するような対応は政府としてしっかりやっていきたい」と述べた。内閣府によると、被害状況の調査が終わっておらず、復旧にかかる費用が指定の基準を満たすか現時点で不明だという。(笹山大志)