日本からワクチン105万回分 コロナ第3波のタイへ

新型コロナウイルス

バンコク=貝瀬秋彦
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 日本政府がタイに供与する新型コロナウイルスのワクチン約105万回分の引き渡し式が12日、バンコクの首相府であった。タイは感染拡大の第3波に見舞われており、このところ1日あたり9千人前後の新規感染者が出ている。タイ政府は12日から、バンコク首都圏などで人の移動や経済活動の規制強化に乗り出したが、国民へのワクチン接種は遅れている。

 在タイ日本大使館によると、式では梨田和也駐タイ日本大使が「タイと手を携え、共に困難を乗り越えていきたい」との菅義偉首相のメッセージを伝達。感染者に接触して自主隔離中のタイのプラユット首相はオンラインで参加し、「日本の支援はタイ居住者へのワクチンへのアクセスを向上させ、タイが力強く前進する上で重要な役割を果たす」と謝意を示した。

 タイの累計感染者数は12日に34万人を超えた。タイ政府はこの日から、首都圏などで夜間の外出制限やショッピングモールの閉鎖などを始め、規制の強化で感染拡大の抑え込みを図ろうとしている。一般市民向けのワクチン接種も6月上旬から始まったが、ワクチンの調達は遅れている。

 日本政府は6月下旬、ワクチンを新たにタイやフィリピンインドネシアマレーシアに提供すると発表していた。(バンコク=貝瀬秋彦)

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