不自由展「再開は無理、今後分からん」名古屋の河村市長

関謙次
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 国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」で一時中止された企画展「表現の不自由展・その後」出展作品の展覧会が、会場の名古屋市施設に届いた封筒の破裂事件で事実上中止のまま会期が終了したことについて12日、河村たかし市長は記者会見で、「差し迫った危険を超えた妨害が起きた。市民の安全を守るのは市長の義務だ」と、施設を11日まで臨時休館とした判断を妥当と強調した。

 展覧会主催者は展示できなかった4日分の再開を求めているが、河村氏は「無理だ」。再び会場の使用申請があった場合については、「分からん」と市の対応について明言を避けた。

 展覧会は6日に同市中区の市施設で始まったが、8日に施設あての封筒が破裂する事件があり、市が11日まで臨時休館とした。封筒には展覧会中止を求める一文が添えられていたといい、市は「一般に向けられていないのは明らか」として、定例休館日明けの13日から通常開館する。(関謙次)