国境地帯に拡大するタリバン 貿易打撃、周辺国は警戒

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バンコク=乗京真知、モスクワ=喜田尚 北京=冨名腰隆
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 8月末を目標に米軍が撤退を進めるアフガニスタンで、反政府勢力タリバーンが周辺国との国境地帯まで支配を広げている。追い込まれて隣国タジキスタンに逃げ込むアフガン政府の治安部隊員も増加。中央アジア各国やロシアは、アフガン領内がイスラム勢力の潜伏先になることを恐れ、警戒を強めている。

 タリバーンは5月初めから各地で攻勢を強めた。20年近く戦ってきた駐留米軍が、バイデン米大統領の指示で、撤退作業を4月末に本格化させた直後だった。

国境地帯を占拠、狙いは貿易の妨害か

 米シンクタンク「民主主義防衛財団(FDD)」によると、タリバーンが支配する地区数は、5月3日時点では約20%だったが、7月10日時点で約53%に拡大。政府が支配する地区数は約18%にとどまる。

 なかでもタリバーンの攻撃が…

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