「内閣の品格を貶める」西村発言を批判 公明・漆原顧問

公明

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 飲食店に対する酒類提供停止をめぐって西村康稔経済再生相が示した方針について、公明党顧問の漆原良夫・前衆院議員は12日、自身のホームページ上に「内閣の品格を貶(おとし)める西村大臣発言」と題した文書を掲載した。酒類を提供する飲食店に対し、金融機関や酒の卸業者の「働きかけ」を要請したことを「権力の乱用」と批判した。

 西村氏は金融機関への要請は撤回したが、卸業者向けはそのまま。漆原氏は「(政府が)優越的地位を利用して、政府の意に従わない『飲食店』に圧力をかけさせる手法は到底健全な行政の執行とは言えません」と指摘。「『国民に分かりやすい政治』を標榜(ひょうぼう)する菅政権にとって、このような陰湿な手法は内閣の品格を貶めるもの」と苦言を呈し、全面撤回を求めた。

 一方で、必要な対応として、飲食店経営者に対する迅速な支援金の支払いと丁寧な説明を求め、「政治の王道に立ち返るしかない」と助言した。

 漆原氏は同党の国会対策委員長を約8年務めた「ご意見番」。2017年の衆院選に立候補せず、政界を引退した。