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仏、医療従事者にワクチン義務 飲食店利用にも陰性証明

新型コロナウイルス

パリ=疋田多揚
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 フランスのマクロン大統領は12日、国民向けにテレビ演説し、インドで見つかった新型ウイルスの変異株(デルタ株)で感染が急拡大しているとして、医療従事者らへのワクチン接種を義務づけると明らかにした。違反者には罰則を科すほか、感染の悪化状況に応じて、接種を義務づける対象者の拡大を検討する考えも示した。

 フランスは6月下旬に1日の感染者数が2千人を下回ったものの、デルタ株が春以降に拡大。現在新規感染者の6割を占めており、感染者数も5千人近くに再上昇している。

 接種が義務づけられるのは、病院や介護施設の職員など、重症化リスクの高い人々と接する労働者。9月15日以降、未接種者には罰則を科すという。

 マクロン氏は「全国民の接種を目指さなければならない」とも強調。7月21日以降、映画館や美術館、テーマパークへの入場にワクチン接種か陰性結果証明の提示を市民に義務づける。

 8月以降はカフェやレストラン、商業施設のほか、長距離の列車やバス利用にも提示を義務づける。現在無料のPCR検査は秋以降、原則有料にする。

 若い世代でワクチン接種率が伸び悩む傾向にあり、接種に向けて政府が強い圧力をかける形だ。

 マクロン氏は「デルタ株の出現で、感染が世界中で拡大している。日本は五輪を無観客で行おうとしている」とも指摘。リスクの高い国からの入国者に隔離義務などの措置を再び課す考えも示した。また、年初に接種を済ませた市民を念頭に、9月以降、3回目の接種予約を受け付けることも明らかにした。(パリ=疋田多揚)

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