外国籍の五輪設備スタッフ4人、コカイン使用容疑で逮捕

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 コカインを使用したとして、警視庁は、いずれも電気技師で米国籍と英国籍の男4人を麻薬取締法違反(使用)容疑で逮捕し、13日発表した。4人は東京五輪パラリンピックの関連施設で使われる産業用発電機の設置・メンテナンスを担うスタッフで、2~5月に入国していた。五輪関係者向けに発行された通行証を所持しているという。

 逮捕されたのは、ともに米国籍のブーケ・ダルトン・レイ(22)=東京都港区芝3丁目=やモスケダ・オルテガ・グスタボ(24)=同=の両容疑者ら。麻布署によると、4人は今月3~4日ごろ、東京都内やその周辺で、コカイン若干量を使用した疑いがある。いずれも「身に覚えがない」などと否認しているという。

 4人は2日深夜、東京・六本木のバーで酒を飲み、酔ったブーケ容疑者が近くのマンションに立ち入った。駆けつけた麻布署員が事情を聴いたり尿検査をしたりしたところ薬物の陽性反応が出たという。その後、ブーケ容疑者が「一緒に飲んでいた」と説明した3人についても署に呼び、検査を実施した。

 4人は同じ宿泊施設で生活していたが、部屋の捜索で薬物は見つからなかった。署はコカインの入手経路などについて調べる。

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 組織委は13日、「事実とすると決してあってはならず、大会をも傷つけるもので誠に遺憾だ。会社に対し厳重な注意を行い、二度とこのようなことを起こさないよう徹底した再発防止に取り組み、信頼の回復に努めるよう強く求めていく」との談話を出した。

 逮捕された4人が勤務する電機設備レンタル会社は13日、「日本の皆様、東京五輪パラリンピック大会組織委員会、選手の皆様など、五輪が安全に実施されるために尽力する多くの皆様にご迷惑をおかけしたことを深くおわびいたします。警察の捜査に全面的に協力する」とのコメントを出した。捜査を受けている4人は現在職務から解かれており、今後、調査する予定という。