松坂から大谷へ、記録と記憶の怪物たち 堂場瞬一さん

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寄稿
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 「平成の怪物」、松坂大輔投手が引退を表明した。甲子園ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)、大リーグと続いた栄光の軌跡は、大谷翔平選手ら新たな「怪物」の活躍へと受け継がれていく。作家の堂場瞬一さんが読み解く、「怪物」とは。

 スポーツの世界における怪物には、2種類あると思う。記録に残る怪物と記憶に残る怪物だ。引退が発表された松坂大輔投手の場合、どうだろう。

 松坂というと、とにかく名場面のオンパレードである。横浜高校での甲子園春夏連覇、とりわけ夏の準々決勝からの3試合は、さながら野球漫画の世界だった。準々決勝の延長17回の死闘、準決勝では6点差をひっくり返しての逆転サヨナラ勝ち、決勝ではノーヒットノーランを達成しての優勝。

 その余韻も冷めやらぬうちに…

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