南アで大規模な暴動、略奪 前大統領収監への抗議が発端

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ナイロビ=遠藤雄司
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 南アフリカの最大都市ヨハネスブルクなどで、大規模な暴動や略奪が起きている。汚職疑惑の渦中にいるズマ前大統領が収監されたことへの抗議活動が発端で、ラマポーザ大統領は12日、治安維持のために国防軍を配備したと発表。1994年の民主化以来、「まれに見る(規模の)暴動」との認識を示した。

 暴動のきっかけは、ズマ氏が自身の汚職疑惑の調査委員会への出席を拒んだことが憲法裁判所によって法廷侮辱罪に問われ、禁錮1年3カ月の実刑判決を受け、7日深夜に出頭、収監されたことだ。ズマ氏は2009~18年の大統領在任中、インド系富豪への便宜供与といった数々の汚職疑惑が浮上して辞任に追い込まれていた。

 国営南ア放送協会などによると、ズマ氏の出身地であるクワズールー・ナタール州を中心に支持者たちがズマ氏の収監に対する抗議活動を展開。9日ごろから参加者の一部が暴徒化して道路を封鎖してトラックに火を放ったり商店を襲撃したりし始めた。支持者以外でも暴動に乗じて略奪に加わる人々が相次ぎ、騒動はヨハネスブルクがあるハウテン州へと拡大。これまでに両州で少なくとも757人が逮捕され、45人の死亡が確認された。

 同協会などの映像からは、ヨ…

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