エレキは非行? 生涯闘った寺内タケシ Charが語る

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定塚遼
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エレキギター=不良、非行のイメージを払拭するため、晩年まで全国の高校を回って公演を続け、エレキの可能性を伝えた
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「西側」の楽器、冷戦下ソ連でも鳴らした「神様」

 エレキブームを巻き起こし、「エレキの神様」と呼ばれたギタリストの寺内タケシさんが6月18日に82歳で亡くなった。エレキブームの頃にギターを始めた日本を代表するギタリストChar(チャー)さん(66)が、寺内さんが切り開いてきた道について語った。

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Charさん
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寺内タケシさん

 弾けなくても関係ない。小学校ではほうきをもった子どもたちが「テケテケテケ」とエレキを弾くまねをしていた。そんなエレキブームの中心にいたヒーローが、寺内タケシさんでした。

 日本でエレキギターといえば、寺内さん。寺内さんを語らずにエレキの話はできないっていうのは、僕ら以上の世代の人は全員がそう感じると思いますよね。

 米国のベンチャーズが日本に入ってきたとき、日本のギタリストとしてまったくひけを取らない存在だったのが寺内さんでした。

エレキは不良?非行? 世のレッテルに反発した

 まるで三味線のように、叩(たた)くように弾くというのがすごく印象的でした。そして弦を押さえる左手は自由自在に動く。一生懸命というよりは、軽々とやってる感じなんですよね。ステップを踏みながら、というか、もはや踊りながら楽しそうに弾いていました。自分も兄貴の影響でエレキを始めていた。子ども心に、比べるって言ったら失礼ですけど、色んなグループがテレビに出る中で「この人だけは何か違うな」って思っていましたね。

 叩くように弾いていたのは…

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