経済同友会の桜田代表幹事 「裁量行政を想起」 

専門記者・木村裕明
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 経済同友会の桜田謙悟代表幹事(SOMPOホールディングス社長)は13日の記者会見で、酒類の提供停止などに応じない飲食店への働きかけを金融機関に求めた西村康稔経済再生相の発言について、「大きな混乱を生んだことは間違いない。翌日に撤回され、さらに信頼を失うことにつながった」と批判した。

 西村経済再生相の発言が「関係省庁を含めて検討され、翌日に撤回されたとすれば、要請の内容は法的にどういう位置づけになっていたのか。法的根拠がないとすると、昔あった裁量行政を想起させる。大変まずいことだと思う」と指摘。「(金融機関の)優越的地位の乱用になる可能性があるので止まったと思うが、そもそもそういう発想が生まれたこと自体に疑問を持たざるをえない」と苦言を呈した。

 「(酒類販売の)現場の声をよく聞き、商慣習をよく理解していれば、あのような発言はなかったと思う」とも述べた。(専門記者・木村裕明)