インドネシアから帰国の特別便 乗客制限要請の対象外に

佐藤達弥
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 新型コロナウイルスの感染が急拡大しているインドネシアをめぐり、加藤勝信官房長官は13日の記者会見で、同国から邦人が帰国するための特別便を14日に運航すると明らかにした。政府は国内航空各社に対し、帰国者数をそれぞれ1週間あたり3400人以内に抑えるよう求めているが、この特別便はこうした制限の対象外にする。

 外務省によると、特別便は日本の航空会社が運航し、約50人が搭乗予定。加藤氏はその後の対応について「在留邦人からの要望に応じる形で同様の取り組みを行っていく」と述べた。

 インドネシアでは感染力の強い変異株(デルタ株)が拡大し、連日3万5千人を超える新規感染者が出ている。同省によると、12日時点で、14人の在留邦人が新型コロナへの感染によって死亡している。

 出入国在留管理庁によると、5月に約1600人だった1日あたりの入国者数は、6月には約2千人に増えた。政府はこうした状況を受け、1便あたりの搭乗者数を減らすよう航空会社に要請。インドネシアから日本に帰国するための定期便は、予約が取りにくい状況になっていた。(佐藤達弥)