ジャズ界を牽引「雲の上の存在」 渡辺貞夫が語る原信夫

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定塚遼
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 半世紀にわたって日本のジャズ界をリードしてきたサックス奏者・原信夫さんが6月21日、94歳で死去した。同じサックス奏者でジャズ界のレジェンドとして世界的な評価を受ける渡辺貞夫さん(88)が、原さんの功績について語った。

 僕がプロになる前から、「原信夫シャープス&フラッツ」は大活躍していて、僕が宇都宮から上京した頃には、すでに雲の上の存在でした。

 本格的に関わったのは、僕がアメリカ留学から1965年に帰国した後。シャープス&フラッツと一緒にアルバムを作る機会があったんです。

 僕の曲をビッグバンドでやってもらう、しかもシャープス&フラッツと、ということですごくうれしかった。

並外れた統率力「ビッグバンド 普通はそんなに長続きしない」

 僕はそのためにわざわざ、ニューヨークにいるゲイリー・マクファーランドという素晴らしいアレンジャーにアレンジをお願いしました。出来上がったアレンジを(ピアノを弾いて)電話で聞かせてもらった後、ゲイリーは突然亡くなってしまい、そのアレンジはお蔵入りになってしまいましたが、憧れのシャープス&フラッツとアルバムを作れたのは貴重な経験でした。

 その後もジャズフェスなどで…

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