仏、アフガン国内の自国民に国外退避を勧告 治安悪化で

日高奈緒
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 在アフガニスタンフランス大使館は13日、アフガン内に滞在する全てのフランス人に国外退避を勧告した。AFP通信などが伝えた。安全上の懸念が理由としている。アフガンでは8月末を目標に駐留米軍が撤退を進めており、治安が悪化している。

 大使館は声明で、仏政府が17日にカブールを出発してパリに向かう無償の特別便をチャーターしたと発表。この特別便以外の用意はなく、同日以降にアフガン内にとどまる場合は身の安全を保証できないとしている。

 アフガンでは反政府勢力タリバーンが5月初めごろから国境地帯など各地で支配地域を広げており、治安上の理由で各国が大使館や領事館を閉鎖・縮小している。10日には南部カンダハルのインド総領事館から、外交官や警備員ら約50人が退避。米大使館も米軍の撤退作業が本格化した4月末から職員を減らしている。日高奈緒