ヤフーの社長が「金融を頑張りたい」 目的は若者の自由

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構成・高津祐典
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 ヤフーとLINEの親会社「Zホールディングス」の川辺健太郎社長(46)に、インターネットの未来や経営者として大切にしていることを2人の若手起業家が聞きました。異なる手と手を結ぶ「副業」や、今後は金融に力をいれたいという思いと、その理由を語りました。

川辺健太郎社長の略歴

1974年生まれ、東京都出身。青山学院大卒。2000年にヤフー(現・Zホールディングス)に入社。ヤフー!ニュースのプロデューサーなどを務める。18年からヤフー社長。ZOZOやソフトバンクグループの取締役を兼任。

――日本は中国とアメリカに3~4倍のGDP差をつけられています。なぜ差がつき、突破口をひらくためにはどうしたらいいと思いますか。

 非常に難しい質問です。あえて一言でいえば、この30年間、産業分野においては、得意なことをやりつづけて、成長するところを必ずしもやったわけではなかったということです。

写真・図版
ヤフーの川辺健太郎社長

 得意なところはありましたよね。たとえばアナログ技術を活用した製造業です。(部品と部品を調和させながらつくり込む)すり合わせ技術が命で、チームワークで効率よくやっていくのが得意でした。ただ製造業系でいうと、デジタル化によってアナログのすり合わせ技術が不要になっていきました。そして成長はどちらかというとサービス業に移っていきました。

 金融が最たるもので、(米巨大IT企業の)GAFAもスターバックスもサービス業です。世界に通用するサービス業が日本からは残念ながら出てきていません。

 得意な分野をやり続け、得意かどうか分からないけれど成長していく分野をやったわけではなかった。それが30年の差がついた原因じゃないでしょうか。伸びるところをやらないといけないということですね。

――インターネットで、もう少しできることはあるのでしょうか。

 ネットが発展して産業化した…

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