大阪 「ミャンマー市民支えて」 高校生が募金活動
国軍のクーデターに抵抗するミャンマーの市民を支えるため、城星学園高校(大阪市中央区)の生徒17人が11日、大阪市のJR京橋駅前で募金活動をした。在日ミャンマー人や「ミャンマー(ビルマ)の民主化を支援する関西学生ネットワーク」のメンバーらと通行人に支援を呼びかけた。
城星学園3年の村地悠さん(17)は、日本に難民申請中のサッカー・ミャンマー代表、ピエリアンアウンさん(27)が国軍への抵抗の意思を示す「3本指」を掲げたことを学校で学んだという。「自分から発信した勇気に感動し、私も自分で発信しなければと思ってここに来ました」。小浦加捺さん(17)は「ミャンマーで起きていることを知り合いに伝え続けて、この一つの募金活動を大きな動きにつなげたい」と話した。
大阪市内の建築会社に勤めるミャンマー人のラピエトゥエさん(31)は、ヤンゴンで抗議デモに参加した知人女性が逮捕されたまま帰ってこないという。「休日に時間を取りミャンマーを支えてくれる日本の方に感謝します。これをミャンマーの人たちに伝えて『がんばって』と言いたい」
募金は日本ビルマ救援センター(りそな銀行金剛支店 普通口座 6553928)へ。ミャンマーで職場を放棄し国軍に抵抗する「不服従運動」に参加する公務員の支援に使われる。(宮崎亮)
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