大舞台でも謙虚な2人 大谷・菊池の母校、雄姿を見守る

小早川遥平
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 エンゼルスの大谷翔平選手の二刀流に沸いた13日(日本時間14日)の大リーグオールスター戦では、岩手・花巻東高校の先輩、マリナーズの菊池雄星投手もベンチ入りし、大舞台での共演を果たした。

 エンゼルスは「岩手の高校野球からMLBオールスター・ゲームへ!」と日本語と英語でツイート。オールスターの会場で母校のユニホームを手にする二人のツーショット写真を掲載した。ユニホームには二人のサインと「花巻から世界へ」と書かれていた。

 同校の小田島順造校長は取材に「大舞台でもおごり高ぶらない謙虚な姿勢が見られた。周囲が騒いでも、自分をしっかり持っている。その人間味は2人が高校で培ったものだと思います」と語る。

 春の選抜大会で準優勝した菊池投手の活躍を見て、大谷選手が進学を決めるなどの縁がある2人。小田島校長が印象に残ったのは、試合への出場こそかなわなかったが、菊池投手がホームランダービーで大谷選手にドリンクを手渡した場面だ。「先輩が後輩を世話している姿を見て、彼らの高校時代から変わらない姿勢が頭をよぎりました」

 米国に渡ってからはけがや不調に苦しんだが、そろって夢舞台に立った。小田島校長は「環境が違うから苦労はあったと思うけど、彼らは乗り越える力を持っている。それを表に出さないのも二人に共通するところだと思います」と話した。

 同校では14日、スポーツコースの3年生が教室に集まり、オールスター戦を観戦し、声援を送った。15日には野球部の岩手大会の初戦が控える。「誇れる先輩を励みに戦ってくれたらと思います」(小早川遥平)