新型コロナで経営悪化「健康ランド武蔵野」が破産申請へ

佐藤太郎
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 東京商工リサーチ埼玉支店は14日、県内スーパー銭湯の草分け的な存在だった「健康ランド武蔵野」を経営する武蔵野会館(川口市)が事業を停止し、自己破産申請の準備に入ったと発表した。負債額は約1億8200万円。他施設との競合に、新型コロナウイルスの影響で客足が遠のいたのが要因とみられる。

 同支店によると、武蔵野会館は1987年7月に健康ランド武蔵野の運営を目的に設立。24時間営業や送迎バスの運行で集客に力を入れ、98年6月期には年間来場者数40万人、18億円の売り上げを計上していた。その後、設備投資負担に加え、近隣の温浴施設の開業で客足が分散、2007年にはさいたま地裁へ民事再生手続きを申し立てた。

 客足は戻らず、昨年6月期には新型コロナの影響で売り上げが4億5003万円に減少、当期損失5653万円を計上して債務超過に陥った。同施設は7月6日で閉館した。(佐藤太郎)