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崩落を防ぐ土堰堤、写真分析で確認できず 熱海の土石流

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 静岡県熱海市で起きた土石流災害の起点付近にあった盛り土には、2010年7月の時点で、崩落を防ぐための「土堰堤(えんてい)」が設置されていなかった可能性があることが、朝日新聞が入手した当時の写真からわかった。これらの写真複数枚を、京都大防災研究所の釜井俊孝教授(応用地質学)が14日に確認し、「写真からは土堰堤の存在は確認できない」と話した。

 朝日新聞は、東京都内の会社役員男性らが同年7月に盛り土を撮影した数十枚の写真を入手した。県によると、盛り土の造成は撮影の翌月におおむね完了したとされ、写真はそれに近い時期に撮影されていたことになる。

 写真には、盛り土の最下部周辺が確認できるものが含まれていた。県などによると、神奈川県小田原市の不動産会社が熱海市に届け出た造成計画では、盛り土の下部に土堰堤が造られることになっていたが、写真では石や水たまりしか確認できなかった。

 釜井教授は、この水たまりは…

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