剣道愛に面食らう!竹刀に代えて、杯交わす「第二道場」

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佐藤祐生
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スポーツ好奇心

 京橋駅大阪市)から徒歩5分。商店街沿いにその店はある――。竹刀の代わりにジョッキを交わす「剣道居酒屋 第二道場」だ。店に足を踏み入れると、目に飛び込んでくるのは、道着姿の店員に、剣道防具や剣道雑誌。このこだわりは一体?

 「剣道を多くの人に知ってもらう機会を作りたい」

 石塚一輝さん(41)が、ひねり出したアイデアが居酒屋だった。石塚さんは小学3年の時に、大阪府警で剣道の師範を務めた警察官だった父親の道場で剣道を始めた。大阪の名門、PL学園中学・高校に進み、高校3大大会の一つである玉竜旗(ぎょくりゅうき)や、国体で優勝。中央大を経て就職した松下電工(現パナソニック)でも剣道部に入り、大阪府代表として全日本都道府県対抗大会優勝などを経験した。

 転機は30歳を過ぎた頃だ。「社会に貢献することをしたい」「自分の能力で生きていく力を身につけたい」という思いが強くなり、介護福祉のボランティアを始めた。2014年には脱サラし、介護福祉業界の人材育成などを行う会社を立ち上げた。

 一方、「剣道に成長させてもらった。何か恩返しをしたい」とも。剣道によって身につけた礼儀作法や忍耐は、社会に出てから生きた。剣道は他のスポーツと違い、老若男女が一緒に汗を流し、腕を競い合うことができるのも魅力。ただ、柔道や相撲などと比べて人気面で劣るのが実情だ。

 そんな状況を少しでも変え…

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