子どもにウェアラブルカメラ 通学路の点検に

平山亜理
[PR]

 【山梨】千葉県八街市でトラックが小学生の列に突っ込み5人が死傷した事故を受け、甲斐警察署は14日、子どもたちに小型カメラを身に付けてもらい、通学中の子どもの安全を守る取り組みを実施した。ウェアラブルカメラで撮影した状況を確認し、子どもの視線から見た危ない場所などを点検し、安全対策に役立てたいという。

 午前7時25分ごろ、県営住宅に集合した小学1年生から6年生までの約10人の登校班に同行。甲斐警察署員が、先頭の男児の肩に一つ、一番後ろの男児の頭に一つ、それぞれカメラをつけてもらって、韮崎市立穂坂小学校に出発した。

 2キロ以上を45分かけ歩いた。信号機のない横断歩道も2カ所あり、歩道のない道路もあって、スピードを出す車が脇を走る。1年生の女児が車道に飛び出すと、「道路に出ちゃダメだよ」「危ないよ」と上級生が声をかける場面もあった。

 交通課長の加藤洋平警部(42)は「撮影した映像は、県や市などの道路管理者や教育委員会と共有し、少しでも危険な場所を減らしたい」と話した。加藤警部は、昨年鰍沢署にいた時にも同じ取り組みをした。小型カメラをつけ登校中の児童と一緒にいた子どもの中には側溝に片足が落ちてしまった子もおり、その動画を点検したのを機会に側溝をふさぐなど安全対策に生かしたという。今後、管内の小中学校に広げたいという。

 通学に同行した土屋裕校長(59)は「千葉の事故はここでもありうる。この動画を子どもの安全の指導に生かしたい」と語った。平山亜理