女性が「女子」に出られない規定 東京五輪陸上で初適用

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忠鉢信一
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 ナミビア・オリンピック委員会は、陸上女子400メートルの金メダル候補など2人が、血中のテストステロン値が世界陸上連盟の基準を超えたため、同種目での五輪出場ができなくなったと発表した。テストステロンは性ホルモンの一種で、女性の分泌量は男性より少ない。東京五輪は、陸上女子の一部種目でテストステロン値を基準に参加資格を制限し、「女性」として生活している選手でも「女子」で競技できないというルールを導入する最初の五輪になる。

 ナミビアの選手は、6月に女子400メートルで世界歴代3位の48秒54を出したクリスティン・エムボマ(18)と、同種目のメダル候補のベアトリス・マシリンギ(18)。2人はルールの対象外の200メートルで出場を目指すという。

 2人は原因を明らかにしていないが、高いテストステロンの血中濃度は性分化疾患(DSD)で見られる状態だ。DSDは性染色体、性腺、生殖器などが典型的な男女と異なる症状。陸上で問題になっているのは、生殖器は女性形だが、血中のテストステロン値が典型的な男性と同レベルというケース。本人や家族も気づかないことがあり、エムボマらも検査まで知らなかったという。

 陸上女子400メートル、同…

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