米大企業のCEOと従業員の報酬格差 299倍に拡大 

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ニューヨーク=真海喬生
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 米国最大の労働団体、米労働総同盟・産別会議(AFL―CIO)は14日、大企業のCEO(最高経営責任者)と従業員の報酬格差が2020年は299倍で、前年の264倍から拡大したと発表した。コロナ禍で「不平等が急拡大している」と指摘している。

 米国の大企業を幅広く網羅する株価指数「S&P500」に採用されている500社のCEOと従業員の報酬を調べた。CEOの平均報酬は1550万ドル(約17億円)で、前年より約5%増えた。「基本報酬はわずかに減少したが、株式での報酬が100万ドル(約1・1億円)以上増えた」と分析している。株高などが背景にある。

 一方、従業員の報酬額は、報酬順位の真ん中に位置する「中央値」が1%しか増えなかった。コロナ禍で、米国は昨年4月に失業率が戦後最悪の14・8%に上昇した。失業率は改善しているが、まだコロナ前の水準には戻っていない。

 この団体は「労働者は生命や…

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