コロナ下、男性化粧品が好調 オンライン会議が追い風に

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江口英佑
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 男性向けの化粧品が売れている。在宅勤務でオンライン会議が増え、肌つやなどの見た目をより気にするようになった人が買っているようだ。スタートアップや異業種の参入も相次ぐ。

 化粧品市場は圧倒的に女性向けが大きく、全体としてはコロナ禍の影響で厳しい。調査会社のインテージによると、2020年の国内市場は9315億円。19年より11%縮んだ。コロナ下での外出自粛や訪日客の激減が響いた。

 しかし、男性の化粧品市場に限ると4%増の373億円。化粧水や乳液などの基礎化粧品が好調だった。

 背景には在宅勤務の広がりがありそうだ。同社の調査によると、在宅勤務をしない男性の化粧品購入額がほぼ横ばいだったのに対して、在宅勤務をする男性の購入額は10%余り伸びた。

 オンライン会議で自分の顔を…

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    常見陽平
    (千葉商科大学准教授・働き方評論家)
    2021年7月16日11時27分 投稿
    【視点】

    プリキュアシリーズの初期のコピーは「女の子だって暴れたい」でした。このフレーズに重ねて言うならば、「男の子だって化粧をしたい」のであります。男性の化粧品の件、新型コロナウイルスショックにより、テレワークで働く人が増えたことも影響しているかと