重量挙げ師弟は57歳差 同じ東京へ「焦らず、侮らず」

有料会員記事

加藤真太郎
【動画】「焦らず、侮らず」五輪へ 57歳差、重量挙げの師弟=内田光 、 関田航撮影
[PR]

 57歳差の師弟が、五輪の大舞台に挑む。「焦らず、侮らず」。57年前、東京で世界を制した師の言葉を胸に、教え子は着実に力をつけてきた。

 7月2日、東京国際大(埼玉県川越市)のウエイトリフティング場。

 「オレの手というのは五輪に4回出たわけだよ。こんな手に触れるってのは幸せだ。だから、この黄金の手でね。ほら。はいっ」

 1964年東京五輪重量挙げ金メダリスト、三宅義信さん(81)がそう言って右手を差し出すと、宮本昌典選手(24)は頰をゆるませながら、両手でがっちりとつかんで握り返した。

 三宅さんは同大ウエイトリフティング部監督。73キロ級の宮本選手は大学の助教と部のコーチも兼任する。

 師弟関係が始まったのは2015年春。13年の東京五輪招致決定後、五輪選手の育成を掲げ、同大はウエイトリフティング部を創設。三宅さんを監督に招聘(しょうへい)し、宮本選手は2期生として沖縄県からやってきた。以来、6年半近く、師弟の絆を育んできた。

レスリングから転向、夢中に

 宮本選手は幼い頃からレスリ…

この記事は有料会員記事です。残り1707文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【10/25まで】スタンダードコース(月額1,980円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら