近年の梅雨、やはり猛威増加 衛星で確認、温暖化影響か

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竹野内崇宏
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 豪雨災害をもたらす梅雨前線による雨が、約10年間で比べると近年は活発化していたことが、東京都立大などの研究でわかった。実際に近年の梅雨期には豪雨災害が連続して起きている。研究チームは、活発化は地球温暖化の影響も考えられるとしている。

 2010年代は、6~7月前後にあたる梅雨期に、1時間あたり100ミリを超すような集中豪雨や長雨が繰り返し生じ、災害が頻発した。18年7月には西日本豪雨が発生し、災害関連死を含めて300人以上が亡くなった。福岡県などが被災し、気象庁が「九州北部豪雨」と名付けた梅雨期の災害は、12年と17年に2回発生した。

 都立大と名古屋大のチームは、各年の6月16日~7月15日の1カ月間に、西日本周辺に降った雨について、気象衛星が記録した約20年分のデータを元に、長期変化を分析した。

 その結果、2010年代(データは09~19年)の梅雨期は、00年代(同1998~2008年)に比べ、1時間に10ミリ以上のやや強い雨が観測された回数が25%増えていたことが分かった。統計的には差がつかなかったが、20ミリ以上の強い雨も増加傾向が見られた。

 同期間の大気の流れをみると…

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