水産業者からSOSメール 「函館の食材が動かない」

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長崎潤一郎
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 1年以上に及ぶコロナ禍で、飲食店に食材を販売する事業者も苦しんでいる。東京に4度目となる緊急事態宣言が12日に出された。都内の高級ホテルなどを取引先に持つ水産仲卸業者は打開策を見いだせないでいる。

 「どれだけ良い品質の物があっても、どれだけおいしい物があっても函館の素晴らしい食材たちが昨年同様、動かない状況に陥っています」

 北海道函館市の「マルヒラ川村水産」代表取締役の川村淳也さん(53)から、そんなメールが筆者のもとに届いたのは5月下旬のことだった。

 全国に初めて緊急事態宣言が出た昨年4月、取引先のホテルや飲食店が相次ぎ休業し、マルヒラ川村水産では売り上げが一時ゼロに。行き場を失ったウニや毛ガニなどの水産物をクラウドファンディングの民間サイトで販売。目標額100万円に対し760万円が集まった。その取り組みを取材してから約1年がたっていた。

 地元の鮮魚店の3代目。函館…

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