勢力分散の都議会で初顔合わせ 各党描く「過半数」とは

有料会員記事東京都議選2021

軽部理人、池上桃子、釆沢嘉高
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 4日に投開票された東京都議選を受け、都議会(定数127)で15日、各会派の代表者が「初顔合わせ」となる会議に臨んだ。自民党が第1会派となり、小池百合子知事が特別顧問を務める「都民ファーストの会」は第2会派となったが、「勝者なき選挙」で過半数を握る勢力はなく議会は混沌(こんとん)としている。多数派をどう形成し、小池知事と向き合うのか。早くも思惑が渦巻いている。

 この日の会議は、今月下旬にある臨時議会の事前協議だった。正副議長をそれぞれ第1会派の自民、第2会派の都民ファから選出することなどが確認された。

「過半数、どう押さえるか」

 第1会派に返り咲いた自民は、小池知事に対し「是々非々」で臨む姿勢を見せる。一方で、党が掲げた公約を実現させる必要もあり自民幹部の一人は「過半数を押さえるためにどうしていくのか。各会派の考えを聞いて考えたい」と話す。

 元々は選挙協力した公明党とともに過半数を獲得する算段だったが、自民は33議席と低迷。公明(23議席)と合わせても過半数に届かない。

 自民内には議会の進め方などを巡って度々対立し、当落を激しく争った都民ファと全面的に組むことには抵抗がある。「あるときは都民ファ、あるときは立憲民主党と手を握る。そんなケース・バイ・ケースの対応になるのでは」と自民関係者の一人は占う。

 公明幹部は「混乱させないため大人の対応が必要だ。自公をベースに都民ファを巻き込む形になる」と見通しを語る。一方、政権与党として多数の議席を確保した自負から、「自公が知事に『だめだ』と言えば、こちらが納得できるよう汗をかくのは知事の方だ」と強気の構えだ。

 都議選を経て議席を45から…

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