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スポーツ観戦で高齢者のうつリスク減 友人の数も関連か

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編集委員・辻外記子
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 何らかのスポーツを観戦する高齢者は、うつのリスクが低くなる――。そんな調査結果を、筑波大学などのチームがまとめた。スポーツを「みること」と健康の関連を調べた研究は少ない。チームは「みるだけで効果があると示された。メンタルヘルス向上に生かしていきたい」としている。

 高齢者の健康状態を追跡調査する「日本老年学的評価研究」(JAGES)の一環。2019年、全国60市町村の65歳以上に調査票を郵送し、約2万1千人の回答を分析した。

 プロスポーツに限らず、地域のスポーツクラブや運動会、高校野球の予選なども観戦の対象にした。うつ傾向は「毎日の生活に満足しているか」「希望がないと思うことがあるか」など15項目の高齢者向けの尺度を使い評価した。

 観戦していない人に比べて、年に数回現地で観戦する人のうつ傾向のリスクは0・70倍、月1~3回で0・66倍と低くなった。週1回以上だと統計学的有意差がみられなかった。チームは「週1回以上現地に行く人の中には、楽しむためというより義務感でとか家族との関係性に問題がある人が含まれている可能性がある」とみる。テレビ・インターネット観戦は年数回で0・86倍、月1~3回は0・79倍、週1回以上は0・71倍と、観戦の頻度が高くなるにつれ、リスクが低下した。

 地域への愛着や信頼、友人と…

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