空港で渡された1枚の紙、目的地に驚愕…インドネシア便

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半田尚子
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 新型コロナウイルスの感染者数が急増するインドネシアを15日夜に出発した定期便が16日朝、成田空港に到着した。この定期便の乗客らは、政府の方針でチャーター便で中部空港愛知県常滑市)に移動することになったが、乗客が最終目的地の変更を知らされたのは、出発前に現地の空港に着いてからのことだった。

 政府は成田空港近くの帰国者待機用のホテルの部屋が埋まりつつあるため、インドネシアから到着する定期便のうち1日1便について、検査で陰性だった乗客を中部空港に運び、近くのホテルで隔離することにした。

 15日夜、成田空港に向けて飛び立つ日本航空(JAL)の定期便に搭乗して避難しようと、ジャカルタ郊外の空港に着いた駐在員の男性(56)は、空港スタッフに1枚の紙を渡され驚いた。

 「入国手続きを済ませたあと、チャーター便にて中部空港へ移動をお願いしています」

 日本の厚生労働省からの案内だった。入国者数の増加にともない、成田空港周辺の宿泊施設が不足しているため、中部空港近辺の宿泊施設で隔離されることになるという。

 「まさか名古屋に行くなんて想像もしていなかった」と電話取材に答えた。周囲を見渡すと、同じように戸惑う人が多いように見えたという。

 インドネシアでは7月以降、感染状況は急激に悪化を続ける。15日の新規感染者数は約5万6千人と過去最多を更新。それに伴い、日本人の帰国希望者が増え、日本行きの航空券は入手が難しくなっている。今回のチケットは、そんな中で手に入れたものだった。

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