バイオリニストの故・辻久子さんへ 外山雄三さんが追悼

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 戦前から戦後にかけて活躍し、日本を代表するバイオリニストの一人の辻久子さんが13日、95歳で亡くなりました。同じくクラシック界を長年牽引し、共演を重ねてきた指揮者の外山雄三さん(90)が、追悼の思いを寄せます。

強烈な個性、安心の共演

 辻久子さんは非常に主張がはっきりして、強烈な個性を発揮なさった演奏家だと思います。もちろんそれに必要な様々な技術は身につけておられましたし、ご自分の意見があいまいになることは一瞬もありませんでした。

 共演者としては、その強烈な個性がはっきりしていることで、とても安心して共演できる、むしろ珍しい存在だったと思います。比べ物のない素晴らしい演奏家でした。

 ずいぶんたくさんの協奏曲やソナタなど、数えきれないほどご一緒しました。

 余談ですが、夜中に突然ご連絡を頂いてご自宅へ練習に参上したことも懐かしい思い出です。

 寂しくなりました。

 心からご冥福をお祈りいたします。