高校初HRにサヨナラ打 投球も活躍「今日はお前の日」

根岸敦生
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(15日 高校野球栃木大会 栃木工3-4宇都宮北)

 投打で活躍した宇都宮北の桧山嘉乃人(かのと)投手(3年)のひとり舞台になった。

 1点を追う四回、狙い通りの直球をたたいた。3点本塁打となり、試合をひっくり返した。「高校で初めてのホームラン。小3から野球を始めて、最高の一振りでした」

 図ったように3―3で迎えた延長十一回にも打席が回ってきた。これ以上はない無死満塁の好機。よい感触が手に残っていた。真ん中に入ってきた2球目のカットボールを振り切って左前安打に。サヨナラの一打になった。

 186センチ、77キロの鍛え上げた体。冬は鈴木弘幸監督の指示で徹底的に走り抜いた。下半身の充実が球速にも表れ、3キロアップして135キロになった。この日は打撃に加えて投球でも光った。試合後、チームメイトから「今日はお前の日だ」と祝福された。

 栃木工の石川晃誠投手(3年)は「桧山君を乗せてしまった。どちらの打席も球が高めに浮いてしまった。悔しい」。生沼令大(れお)主将(3年)も「今年で日向野久男監督が定年。勝って夏を終わりたかった」。根岸敦生