時効後にPTSD診断 強姦致傷罪を認定 横浜地裁支部

有料会員記事

土屋香乃子
[PR]

 強姦(ごうかん)罪の公訴時効成立後に、事件が原因で心的外傷後ストレス障害(PTSD)にかかっていると被害者が診断されたことを受け、時効期間がより長い強姦致傷罪に問われた被告について同罪が成立するかどうかが争われた裁判員裁判で、横浜地裁小田原支部(佐脇有紀裁判長)は16日、同罪の成立を認め、被告に懲役8年(求刑懲役10年)の判決を言い渡した。被告側は控訴を検討するとしている。

 有罪判決を受けたのは、三ツ木努被告(43)。判決などによると、事件は2005年7月19日、神奈川県厚木市で発生。通りかかった当時10代の女性が廃屋に連れ込まれて暴行された。神奈川県警が捜査したが容疑者不詳で立件に至らず、15年7月に強姦罪の公訴時効(10年)が成立した。

 だが18年10月、別の事件に関連して三ツ木被告がDNA型鑑定を受け、05年の事件の際に採取されたDNA型と一致した。このため県警は捜査を再開。女性は19年1月と20年6月に診察を受け、事件が原因でPTSDの状態が続いているとの診断を受けた。これを受け、県警は20年6月、強姦致傷容疑で三ツ木被告を逮捕。同罪の時効(15年)成立直前に起訴された。

 弁護側は、被告が女性を暴行…

この記事は有料会員記事です。残り278文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【10/25まで】スタンダードコース(月額1,980円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら