埼玉の五輪ボランティア、小旗振る役に 選手バスを応援

川野由起、山田暢史
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 埼玉県内で行われる東京五輪の競技が無観客になり、観客の誘導などの活動の場がなくなった都市ボランティアについて、県は16日、新たな活動内容を発表した。例えば、競技会場に向かう選手が乗ったバスのルート沿いで、横断幕を掲げたり小旗を振ったりして選手を応援してもらう。

 県によると、このほか、大会への思いを書いたボードを掲げた写真を撮ってもらい、県がその写真を県のホームページで掲載する。大会を盛り上げるのが狙い。会場周辺の清掃もしてもらう。

 活動規模が縮小するため、都市ボランティアは1600人を上限にする。登録済みの約4200人の都市ボランティアから希望者を募る。既に約500人が参加の意思を示しているという。

 コロナ禍の前、県は都市ボランティアを5400人採用。その後、五輪延期に伴う辞退などがあったほか、今回、無観客となったことを受けて活動内容などを見直していた。

 大野元裕知事は「コロナ禍で開催される五輪だが、不断の努力を重ねてきた選手を応援してほしい。ぜひ多くの都市ボランティアの皆様に新たなプログラムに参加をいただき、盛り上げてほしい」と話した。

 また、県警オリンピック・パラリンピック対策課は16日、「2020年東京オリンピックパラリンピック競技大会総合警備本部」を五輪の開会式がある23日に設置すると発表した。約2600人態勢で、県内に4カ所ある競技会場の周辺や関連施設などでのテロの警戒や交通対策にあたるという。同課によると、本部の設置はパラリンピック終了後に選手村が閉村する9月8日まで。(川野由起、山田暢史)