1位は重岡主演の「#家族募集します」 夏ドラマ座談会

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 多彩な夏ドラマの見どころを、序盤を見た放送担当記者が語り合った。主観たっぷりに採点すると、上位5作のうち3作は、深夜の30分ドラマだった。

 野城 1位の「#家族募集します」は、仕事や子育てに奮闘するひとり親たちを描くホームドラマ。笑顔を絶やさないシングルファーザー(重岡大毅)と、人情家の幼なじみ(仲野太賀)が、夜空のもとでキャッチボールする場面が圧巻。笑顔を振りまきながらも本当は自分もしんどくて、という気持ちがきめ細かに描かれていた。

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16日放送の「#家族募集します」第2話から(C)TBS

 土井 子育てを「シェア」するために、SNSで家族を募集する設定から、いまふうのポップな印象を持ったけれど、しっかりした内容だった。1990年代に、シングルマザーが一緒に子育てしてくれる人をチラシで募集した「沈没家族」という取り組みが話題を集めたが、いまも孤立や孤独など、家族の問題は解決されていないのだなと感じた。

 西田 「また助けが必要になったらここで会いましょう」というセリフが印象的。そういう場や、ゆるくつながっていようというメッセージが、いまの社会に欲されているのだろう。

 弓長 ひとり親の大変なところを描きつつも、そこをことさら強調しているわけではない。子育てしている人に限らず、何かを頑張っているいろんな人が励まされると思った。

 上田 2位の「ハコヅメ」は、交番勤務の女性警察官コンビの日常を描く。新人役の永野芽郁と、ワケありの刑事課元エースを演じる戸田恵梨香を中心に、なんだか憎めない犯人や同僚たちとの掛け合いが楽しい。

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7日放送の「ハコヅメ」第1話から(C)日本テレビ

 弓長 元警察官の泰三子による原作漫画の世界観を忠実に再現している。交通違反切符を切った相手に「税金泥棒」と言われて、むかつくけどこういう仕事だからやるしかないという心理描写も、リアルなのだろうと想像しながら見た。

 西田 警察というかちっとし…

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