半導体大手ルネサス 山口工場を来年6月に閉鎖

鈴木康朗
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 半導体大手ルネサスエレクトロニクスは16日、山口工場(山口県宇部市)を2022年6月末に閉鎖すると発表した。約230人の従業員は他県の工場に移るが、希望者には早期退職制度の適用や再就職のあっせんを検討する。山口工場閉鎖後は国内計8工場になる。

 山口工場は、ルネサスの前身にあたるNECの工場として1985年に操業を始めた。電子機器の制御に使う半導体マイコンや家電用のシステムLSI(大規模集積回路)などをつくってきた。生産ラインが古くコストがかかるとして川尻工場(熊本市)に生産を移管する。一部の製品は生産をやめる。

 ルネサスは18年6月に山口工場を「20~21年をめどに」閉鎖すると発表していた。顧客の在庫を積み増す必要などから時期を遅らせる。ルネサスはピーク時には国内に約20工場あったが、多くの工場を売却したり閉じたりしている。(鈴木康朗)